ニジマス

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ニジマス(虹鱒 )は、サケ目サケ科に属する淡水魚。日本が原産ではなく、北米からの外来種である。食用魚であり、釣りの対象にもなる。

体全体にはっきりした黒点があり、エラから尾びれにかけての体側部に赤〜赤紫色の模様があるのが特徴。繁殖期のオスに現れる婚姻色として、非常に見事な虹色の光沢が発色し、それが名の由来ともなっている。

原産地と生息地
原産地は、太平洋東岸(アラスカ、カナダ、アメリカ)とカムチャツカ半島。日本へは1877年に北アメリカから移入され、これ以後、各地の渓流や湧水地帯で養殖、放流が盛んに行われた。その個体の一部が、北海道などを中心にして全国各地の河川や湖沼で野生化、繁殖しており、自然状態で定着した外来種となっている。日本以外にも、世界中へ移入されており、生態系に深刻な影響を与えている地域も多い。

生態
全長は約 40 cm 程度が一般的だが、大きいものは 60 cm〜1 mにまで成長することもある。基本的には、一生を淡水で過ごす陸封型の魚。夏でも水温が摂氏12度以下の冷たい水、特に流れが速く、酸素を多く含む川に生息する。冷水の湖などにも生息する。熱帯地域にも移入されたが、これは標高1200 m 以上の高地である。肉食性で、水生昆虫や貝類、甲殻類、他の魚の卵や小魚などを食べる。 繁殖時期については、秋から冬にかけて繁殖行動を行なう集団・個体と、春から初夏にかけて繁殖行動を行なう集団・個体に分かれている。生まれてから2〜4年目の間に成熟する例が多く、他のサケ属の魚(シロザケなど)とは違い、成熟後は1回の繁殖行動では死なず、数年にわたって繁殖行動を行なう。

一方、ニジマスは海水適応が可能な種として知られている。なかには汽水域や海に下る個体もいて、他のサケ類のように海を回遊し、河川への遡上を行う。降海型の個体は、特に大きく成長しやすく、全長 1.2 m、体重 25 kg 程度の記録もある。頭部上面が黒っぽくなるので、日本ではテツ、英語ではスチールヘッドなどと呼ばれる。この個体が産地周辺の川を遡上することがある。

また、養殖魚の中には、アルビノニジマスやコバルトニジマス、ホウライマスなどのような体色が突然変異したニジマスもある。これらは、観賞魚としても飼育され、一部はペットショップや観賞魚店(熱帯魚店)などでも販売されている。

2006年現在では静岡県が生産量として最も多く、続いて長野県、山梨県の順に生産量が多い。静岡県では富士山の麓に位置する富士宮市が、市町村単位では日本一のニジマス生産量を誇り、養殖に必要な湧水が非常に豊富なことで有名である。また、長野県では北アルプスからの湧水が豊富な安曇野市などで、山梨県では富士山からの湧水が豊富な富士吉田市などで生産量が多い。 この他、滋賀県(米原市にある県立醒井養鱒場が中心)、北海道(中心となる生産地は、上川支庁管内の大雪山系の山麓にある上川町)などでニジマスの養殖がさかんである。

自治体などの魚
静岡県漁業協同組合連合会・静岡県 静岡の旬の魚14選(1月〜12月までの各月の旬の魚計12種類とは別に、マグロとともに1年中を通して旬の魚として選ばれている)

美味さ ★ ★ ★ ★ ★
食べ方 塩焼き・ムニエル・唐揚げ
かなり美味しい

全国各地で駅弁の食材として使用されていることも多く、JR米原駅の「元祖鱒寿し」、JR新山口駅の「ますずし」などが特に有名である。

釣り方
ニジマスは、釣りのスポットでも人気者。竿にエサ(イクラやブドウ虫など)をつけ、ニジマスの目の前に落とす。アタリが来たら竿をあげる。針を飲み込まれることが多い。また、ルアーフィッシングやフライフィッシングの対象魚としても有名である。 ニジマスは食いつきがよく、引きも良いため、「釣ってたのし・食べておいし」の魚である。





posted by さかな博士 at 19:23 | 湖・川の魚
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